戦後70年とバナナ ほか
キャッチ!世界の視点「キャッチ!インサイト」[BS1]木 午前7時台
2015年07月30日(木)
戦後70年とバナナ
広瀬 公巳 解説委員
バナナの生産地の変遷なども興味深いです。
時論公論 [総合]火~土 午前0時~午前0時10分
2015年07月31日(金)午前0:00~
深まる亀裂 欧州はどこへ向かうのか
二村 伸 解説委員
ユーロ圏からの離脱か、世界の注目を集めていたギリシャの債務危機は、土壇場でギリシャがEUの支援を受けることで合意し、ひとまず危機を脱しました。現在、アテネで行われている協議は近くまとまる見通しで、来月にも3年間で11兆円規模の支援が始まることになります。しかし、今回のギリシャ危機では交渉の勝者はなく後味の悪さだけが残りました。ギリシャとEUの対立に加えてヨーロッパ南部と北部との溝の深さが浮き彫りとなり、フランスとドイツの不協和音は、ヨーロッパの将来に暗い影を落としています。きょうは、ギリシャ危機をめぐって露呈したヨーロッパの亀裂の根はどこにあるのか、また、世界に及ぼす影響について考えます。
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時論公論 「深まる亀裂 欧州はどこへ向かうのか」 | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
まずはギリシャが財政再建を着実に実行することですが、借金返済のために新たな借金をしているのが今の状態で、債務の大幅削減なしに財政再建は不可能です。厳しい生活を強いられてきたギリシャ国民、そしてヨーロッパの安定のためには、ドイツが債務削減に応じ、フランスとともに構造改革を後押しすることが求められます。
多様性と寛容さが失われつつあるヨーロッパは、南北に見えない壁が築かれようとしているようです。ユーロ崩壊、EU分裂の危機を乗り越え、国際社会の信頼を取り戻すためには、自国の利益だけでなく、ヨーロッパ全体を見据えた責任ある行動が求められます。アメリカの指導力が低下しているだけに、世界の安定、民主主義と法による支配を確固たるものにするためにも強いヨーロッパが必要であり、それには各国リーダーの自覚と結束が欠かせません。